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似鳥鶏さんの『理由あって冬に出る』です。 某高校の文科系の部活が集まった、芸術棟を舞台としたミステリです。 その芸術棟で『壁男』なる怪談が流れます。 曰く、芸術棟の壁には、殺されて首を切られて壁に塗り込められた男子生徒がいる。 その生徒は暗くなると壁から出てきて、人を壁の中に引きずり込もうとする。 しかし、人は壁に入れないため、すごい力で引っ張り続けられた結果、潰されてしまうというものです。 しかも最近は、行方不明になった吹奏楽部の先輩の幽霊まで出るとのこと。 幽霊を怖がって部員が集まらなくなり、練習ができない吹奏楽部の部長と部員が、幽霊なんて存在しないことを証明するために、夜の芸術棟に残ることにします。 そして信憑性を高めるため、第三者にも立ち会ってもらうことにし、美術部の葉山君が指名されます。 幽霊なんていないと思って残った面々ですが、予想に反して怪奇現象を目撃してしまいます。 その謎を解明するために文芸部の部長を初め、芸術棟の部員が集合するのですが、また新たな謎が発生し・・・。 第16回鮎川哲也賞佳作という作者のデビュー作。 引き続きの活躍が楽しみです。 web拍手を送る |
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